みなさんは「3匹の子ブタ」を読んだとき、オオカミは悪だと思いましたか?
オオカミの立場に立って考えてみたことはありますか?

3匹の子ブタが一生懸命作った家を壊して、子ブタを食べようとしたから、オオカミが悪い
他の物語も大体そうよ

オオカミはすぐに食べちゃうし、怖い
人にはそれぞれ立場や考え方により違う正義があり、誰もが自分を正義だと思っている
大切なのは自分ではない誰かの立場で考えること
一つの物事をいろいろな角度から考える力
この本ではっちょと違った視点で読み解き、
今の時代に活かすための新しい解釈を見つける事ができる
■自分で考えて答えを見つけられるようになる
■色々な考え方を理解できるようになる
■興味の幅が広がる
■想像力が伸びる
■つらいことや悲しいことを乗り越えられる
■思いやりの心が芽生える
■読解力が高まる
3つの物語の紹介 【視点を変える・読み解く・教訓】
目次
①ウサギとカメ ~もしもウサギが寝なかったらどうなった?~
②3匹の子ブタ ~オオカミだって生きなきゃならない~
③さるかに合戦 ~子ガニの復讐で悲しむのはだれ?~
①ウサギとカメ ~もしもウサギが寝なかったらどうなった?~
「のろまなカメ」とウサギにバカにされ、かけっこの勝負をした無謀な勝負
たまたまウサギが昼寝をしたことで、カメが勝ったという話
この話の一般的な解釈は「誰でもこつこつ頑張れば結果に繋がる」ではないか
しかし、視点を変えると、
ウサギの「のろま」って言葉にカメがムキになってしまったという問題が生まれる
からかわれ、カメのほうからかけっこで勝負を挑むも、ウサギには断る理由もない
もしも、ウサギが寝ていななかったらカメはどうなっていただろうか・・・
視点を変える=カメの考えを変える
カメの考えを変えることで危機は免れたかもしれない
- 感情に支配されず、相手から言われたことに対し、反発するのではなく冷静に考える
- 自分ができないことをばかにされても、「自分には自分にしかできないことや良いところがある」と思い一旦落ち着く
- 無謀なかけっこではなく、得意なことで勝負を持ち込めたかもしれない
- 相手をバカにするようなやつの言うことなんて真に受けず受け流す
また、カメの重大な問題として
たまたま勝った勝負に「ウサギを相手に勝った!」と味をしめ、
もし次にヘビに会い、バカにされ挑発に乗ったならあっという間に飲み込まれるかもしれない
という解釈も・・・
読み解き結果

教訓
生きていれば大勢の人との出会いがあり、
気の合わない人や傷つけられてしまうこともある
自分には相手の知らない素敵なところが沢山あるということうを忘れないでおこう
そうすれば、人から何言われても気にならなくなる
3匹の子ブタ ~オオカミだって生きなきゃならない~
3匹の子ブタがそれぞれ家を作ったが、お腹を空かせたオオカミが家を吹き飛ばし、
子ブタを襲おうとする話
時間をかけて作ったレンガの家が丈夫だったことで、この物語は
「物事は時間をかけてこつこつ頑張らないといけない」という解釈で終わるのではないか
しかし、イギリスでオオカミは18世紀なかばにいなくなった
大昔から他の動物や旅人への被害が絶えず、王様からオオカミ狩りの命令が出たこともあった
視点を変える=オオカミの立場から考える
人間の手で絶滅しかけていたオオカミの立場になり考えてみよう
1.この時代、オオカミは人間の手によって絶滅しかけており、群れから離れるのは命がけだったの かもしれない
2.のこしてきた子どもに食事を与えるため必死で、煙突から中に入ろうと無茶な行動をしたのかもしれない
3.子ブタが必死に逃げたのと同じで、オオカミだって生きるのに必死だったのかもしれない
読み解き結果

教訓
相手の立場立って、その正義を少しでも想像することができたなら
一方的に攻めることはできない
自分の身を守ろうとした子ブタも正義 オオカミにも正義があったことを知っておこう
さるかに合戦 ~子ガニの復讐で悲しむのはだれ?~
さるの柿の種とカニのおにぎりを交換し、カニが柿を実らせ、さるに柿をとってもらおうとするが
青く固い柿を投げ付けられお母さんカニは死んでしまう
腹を立てた子どものカニが仲間を連れてかたき討ちをするという話
サルのやったことは当然悪い
でも子ガニたちが仲間を連れてサルの家へ入り待ち伏せし、仕返しをした
これは正義なのだろうか?
視点を変える=子ザルの復讐で悲しむのはだれ?
この物語で決して忘れてはいけないのは、かたき討ちしてお母さんガニは喜んでいるのかということ
お母さんガニの気持ちを考える
1.親は自分よりこどもの幸せを何倍も大切に思うもの
2.仲間を連れてサルに仕返しをした子ども達を手放しでたたえるとは思えない
3.お母さんガニは、こんなことをする自分のこどもたちは幸せになれるのかどうか、心配しているのではないか
読み解き結果

教訓
仕返し=復讐というものは繰り返されるとどんどん大切な人たちが巻き込まれていくもの
だれにも止められなくなってしまったなら、ついには戦争が起こってしまう
負のループは何の関係のない人まで広がっていく
そして一番忘れてはいけないのは、復讐したことを喜ぶ人はほんとにいるかどうかということ
感情で行動せず、負の連鎖の続かない方法を考えよう
まとめ・感想
今回紹介した本は、放送作家の石原健次さんが書いたもの
全部で「20の物語」があり、考えてもみなかった視点から物事をとらえている
相手の立場に立てば、相手を思いやることや許せることもできる
自分の考え方を変えれば、背負わなくてよいリスクも回避でき、ものごとが良い方向に進む
人生の教訓となるような考え方が問いかけられているようだった
子ども向けの本ではあるが、ぜひお母さんやお父さんにも読んでいただきたいと思います☆
石原健次さん【放送作家:主にバラティー番組も企画、構成を作ったり、台本にまとめる仕事をしている】
20年以上仕事をしており、その間に番組の作り方も変わったと
特に最近は物事を一方向からみて決めつけないことを意識している そのきっかけは昔から付き合いのある、極楽とんぼの加藤浩次さんの言葉
とある時、加藤さんに「朝の情報番組で難しいことはなんですか?」と質問。加藤さんは、何かニュースを伝えるとき、いろんな人の立場に立って話すことが難しいと答え、すべてに当てはまるわけでないが、「正義の反対は、相手の正義」なのだと
この言葉を聞き、まさに今の時代に必要な考え方。この言葉をどうにかしてみんなに伝えたい、そんな思いからこの本はスタート
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^♪
コメント